女性必見!美肌効果ばつぐんのおすすめ温泉

温泉

仕事などの日常の疲れを忘れてくつろぎたい、そう思って温泉旅行に行く方は多いと思うのですが、温泉は大きく分けて9タイプの泉質があり、その種類によって色々な効能があります。せっかく温泉に行くなら、美肌になれる泉質の温泉で、癒しと美肌の両方を手に入れてみませんか?
今回は美肌になれる泉質と詳しい効能、おすすめの温泉スポットについてご紹介します。

温泉の一般的な効用と泉質

温泉の泉質には「単純温泉」、「塩化物泉」、「炭酸水素塩泉」、「硫酸塩泉」、「二酸化炭素泉」、「含鉄泉」、「硫黄泉」、 「酸性泉」、「放射能泉」の9種類があります。
 基本的にこれら全ての泉質は「一般適応症」として神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、くじき、慢性消火器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進に効果があるとされます。また、温熱効果により体が温まって血流が良くなると、新陳代謝が高まって古い細胞から新しい細胞に入れ替わりやすくなるので、いわゆるデトックス効果が期待できます。
 この「一般適応症」に加えて、各泉質の成分にはさまざまな効用がありますので、健康の悩みや気になる症状がある方は、是非一度、泉質について調べてみてくださいね。

美肌になれる泉質とは?

 温泉に行くと、お湯の効用(適応症)が書かれていますが、美肌効果は療養ではないため、適応症の欄には書かれていません。よく「美人の湯」「美肌の湯」など書かれているところがありますが、実際に美肌効果がある温泉かどうかを判断したい場合は、どの泉質の温泉なのかを確認してみましょう。次にご紹介するものは特に科学的にも美肌効果が認められており、「4大美人泉質」と呼ばれています。
 

①「炭酸水素塩泉」

炭酸水素塩泉は、肌の不要な角質や、毛穴の汚れを取り除いてくれる、まるで石鹸のような作用があります。肌をすべすべ、つるつるの触感にしてくれるため、「美肌の湯」と呼ばれています。ただし、不要な角質を取り除く効果により、肌からの水分蒸発もしやすく乾燥しますので、入浴後は早めに保湿剤を塗っておきましょう。

②「硫黄泉」

 硫黄成分も、古い角質を落とし、さらに余分な皮脂を取り除いてくれます。角質層に含まれるメラニンも落とすとされるため、しみが薄くなったり、肌が白くなったりという美白効果も期待できます。また、日光に当たると皮膚に薄い膜をつくってカバーし、紫外線から肌を守ってくれる働きもあります。

③「硫酸塩泉」

肌の脂分をとる働きがあるため、ニキビなどに効くといわれています。潤い補給のできる保湿化粧水のような作用が期待でき、湯上り後は肌がしっとりするのを感じられるでしょう。なかでもカルシウムを含む硫酸塩泉(Ca-硫酸塩泉)は、肌をコーティングし、血の巡りがよくなるだけでなく、ハリを回復させる美肌作用もあるそうです。
 

④「(弱)アルカリ性単純温泉」

泉質だけでなく、pH値によっても美肌効果があるかどうかの判断ができます。たとえば「一般適応症」のみの効用と思われがちな単純温泉でも、「pH値7.5以上」のアルカリ性の温泉については、肌の汚れや角質を落としてスベスベにする美肌効果があるそうです。ただし、強アルカリの場合、肌の脂分が取られ過ぎてカサカサになるため、アトピー体質や敏感肌だという方は細心の注意が必要です。    
 お湯に浸かった後は成分を肌に残さないよう洗い流し、湯上りの際は水分をふきとってすぐに保湿をしましょう。

美肌効果で有名なおすすめ温泉をご紹介!

①3大美人の湯

日本3大名泉といえば、「有馬温泉(兵庫)」「草津温泉(群馬)」「下呂温泉(岐阜)」ですが、それらとは別に「3大美人の湯」といわれている温泉があるのはご存知でしょうか?いつからそう呼ばれるようになったのか詳しい由来は不明だそうですが、古くから美人の湯として親しまれています。どの温泉も先ほどご紹介した美肌効果のある泉質で、3つとも弱アルカリ性であることが共通しています。

◆川中温泉(群馬)

名前の通り、川の中から温泉が湧いているという珍しい温泉です。源泉温度は36度とちょっとぬるいめなので、夏におすすめ。泉質はカルシウムを含む硫酸塩泉で、無色透明、中性~弱アルカリ性です。昔から若い女性の肌荒れによく効き、肌がすべすべになると言い伝えられていたそうです。

◆龍神温泉(和歌山)

1200年の歴史ある温泉で、江戸時代には紀州藩の藩湯として栄えていたそうです。源泉温度は48度。泉質はナトリウムを含む炭酸水素塩泉で、弱アルカリ性です。肌あたりも良い柔らかな湯で、肌がしっとりしたつや肌になります。その他、冷え性や神経痛、肩こり等に効果があるとされます。

◆湯の川温泉(島根)

三方を山に囲まれた閑静な地に湧く温泉です。神代の昔、大国主の神話に登場する八上姫がこの温泉に立ち寄り、旅の疲れが癒えただけでなく一層美しくなったと伝承があります。源泉の温度は50.2度。泉質はナトリウムやカルシウムを含む硫酸塩、および塩化物泉で、弱アルカリ性です。また、保湿によいメタケイ酸を含むのでお肌がツルツルすべすべになると評判です。

②日本で最初の美肌温泉とは?

島根県松江市玉湯町玉造(旧出雲国)にある「玉造温泉」は、奈良時代に開湯したといわれる古湯で、733(天平5)年に編さんされ、全国で唯一完本として伝わる「出雲国風土記」に記載があります。
 それによると「一度洗えばお肌も美しく綺麗に、二度入ればどんな病気や怪我も治ってしまう。その効能が効かなかったという話は聞いたことがないので、世の人々は「神の湯」と呼んでいるのである」という意味のことが書かれており、奈良時代から美肌に効果があるとされていたことがわかります。
 泉質は硫酸塩泉と塩化物泉で、国内最大手の製薬会社に依頼した科学試験でも、玉造温泉の水を8週間お肌に使うと、お肌の水分量が165%アップし、さらにキメが整い、くすみが軽減したという結果が得られたそうです。昔からの言い伝えだけでなく、科学的にもちゃんと証明されたわけです。
また、玉造温泉は美肌効果のある温泉として人気があるだけでなく、縁結びのパワースポットも数多くあるので、女性に特におすすめの温泉地です。

さいごに

いかがでしたか? まだまだ紹介しきれなかった美肌効果のある素敵な温泉は全国各地にあります。これから温泉旅行に行かれる際は、是非、温泉の泉質やpH値にも注目してみてくださいね。

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