~目次~
1.愛知県の「うなごうじ」祭
2.ヴェネチアの仮装カーニバル
3.イギリスのチーズ転がし祭
4.ドイツのロックフェス、ロック・アム・リング
5.ヨーロッパの奇祭国、スペイン
日本の三大祭といえば京都の祇園祭、東京の
神田祭、大阪の天神祭ですね。
例年海外からもたくさんの観光客がお祭目当てにやってきます。
このような祭(フェスティバル)、イベントは時としてユニーク。一見とんでもないことを真面目にしています。
今回は、世界のユニークなイベントをご紹介します。一度は見てみたいものばかり!旅行の際の参考にして下さいね♪
1.愛知県の「うなごうじ」祭
まずは日本のちょっと変わったイベントをご紹介。愛知県は豊川市の若葉祭、通商「うなごうじ」祭です。知っていましたか?
このお祭りは毎年4月の初旬の土日に行われるのですが、なんといってもユニークなのがその珍行動にあります。
参考サイト
ちょっとちょっと、倒れちゃって大丈夫!?ってなっちゃいますよね。
うなごうじ祭は牛久保八幡神社に山車5台・笹踊り・やんよう神が勢揃いし、御旅所の天王社まで往復するお祭りです。
行列の中心である「やんよう神」が、笹踊りのはやしにのって所かまわず「うじ虫」のように寝転がる様子から「うなごうじ祭」と呼ばれているんだとか。しかも、寝転ぶのにも色々ルールがあって
●「サーゲニモサーやんよう神もやんよう」と言う
●4人1組で路上に寝転ぶ
●一度寝転んだら、他の仲間が起こしてくれるまで起きてはいけない
…不思議ですね。まさしく奇祭と言って良いのではないでしょうか。
お祭りの起源は戦国時代。領民に優しかった牛久保の城主が日頃の苦労をねぎらって皆にお酒を振るまい、領民たちはふらふらに酔っぱらい転けながら帰ったそうな。城主の優しさが嬉しかった領民たちは、その喜びを神事に盛り込んだと言われています。
愛知県の無形民俗文化財にも指定されているこのイベント。一度見てみたいですね。
2.ヴェネチアの仮装カーニバル
イタリアのヴェネチアで毎年1月末~2月初旬にかけて、2週間開かれるイベントです。リオのカーニバル、トリニダードカーニバルと並んで世界三大カーニバルと言われていて、とにかく派手。仮装カーニバルなので、まるで夢の世界に迷いこんだ様な気分になります。
参考サイト
メインの会場となるサンマルコ広場のステージでは仮面と仮装のコンテストが開かれ、最も美しいコスチュームを着た人が表彰されます。コンテストの審査員には有名デザイナーもいて、参加者は真剣にコンテストに挑むんだそう。
1162年に始まったカーニバルですが、一度衰退したのを約40年前にイタリア政府が復活させたそうです。そこからこれだけ有名なイベントになったとは、凄いですね。
参照サイト
子供連れだとちょっと怖がってしまうかもしれませんが、個人やカップルでの旅行にはオススメ!誰でも参加できるので、異国ではじけちゃいましょう♪
2016年の開催は1/23~2/9です!
3.イギリスのチーズ転がし祭
なんじゃそれ、という声が漏れますが、これも伝統のあるお祭りです。毎年春の休日(5月の末頃)に開催されています。
某世界の果てまで行くテレビ番組でも紹介されていたイベントなので、知っている方も多いでしょう。
チーズ転がし祭は、かわいいネーミングとは裏腹にとても危険。丘の頂上から丸型のダブルグロスターチーズを転がし、参加者がそれを追いかけるイベントです。
「なんだか和やかだなあ」
と思うかもしれませんが、この丘が急勾配です。
参考サイト
丘っていうか、坂ですやん。
と、思わず突っ込んでしまいそうです。普通に駆け降りるのが怖いですよね。チーズは最高時速112キロメートルで転がっていくんだとか…。ぶつかったらもはや事故ですね。恐ろしい。
もちろん毎年怪我人が出るので、麓には救急車がスタンバイしているそうです。参加される際は気をつけてくれぐれもお怪我のないよう、お祈りしています。
4.ドイツのロックフェス、ロック・アム・リング
世界最大のロックンロールフェスティバルがドイツで開かれているって知っていましたか?ヨーロッパはどちらかと言えばクラシックのイメージが強かったので、筆者は意外でした。
ロック・アム・リングは毎年6月の最初の週末に開催されます。その歴史は30年以上あり、参加するアーティストも一流からディープなロックンローラーまでが勢揃い。同時期に開催されるロック・イム・パルクと合わせると10万人以上動員しています。凄い規模ですね。
2016年も、レッチリ(レッドホットチリペッパーズ)やベテランKORNをはじめ、様々なアーティストが参加します。ロック好きは一度は行ってみたいイベントでしょう♪
ロック・アム・リングとロック・イム・パルクをはしごする旅なんかも楽しそうですね。移動距離は多いですが、ドイツの風景を楽しみながら、ロックの旅はいかがでしょうか。
5.ヨーロッパの奇祭国、スペイン
変わったイベントが多いのがスペイン。情熱の国はやるからにはトコトン!ぶっ飛んだイベントばかりです。
①ハロのワインファイト
スペイン北部のハロで毎年6月末に開催されています。宗教上のイベントだそうですが、厳かさはゼロ。老若男女がワインをかけあいます。
参考サイト
日本では絶対できないでしょうね…お酒に弱い人は棄権した方がいいかも?
②トマティーナ
有名なトマト祭りです。毎年8月末にブニョールで開催される収穫祭ですが、とにかくトマトをぶつけ合います(スペインの人ってアグレッシブなの?)
参考サイト
もはや惨事にしか見えませんが、楽しそうです。参加する際は水着とゴーグルの着用をオススメします!
③サン・ホセの火祭り
最後はこれ、バレンシアで毎年3月開催される火祭りです。このイベントの儚さといったら…。
参加者は1年近く構想を練って「ファヤ」という人形を作り上げます。大きなものはなん10メートルにもなるんだとか。それを3月19日の祭のクライマックスに、なんと燃やしてしまうのです。
参考サイト
切ない…。ですが、参加者たちは達成感であふれるみたいですね。
ちなみに最終日以外は普通に人形たちが飾られているのでむしろメルヘンです。
スペインの人はきっと派手好きなんでしょうね!
さいごに
色々なイベントを紹介しましたが、気になったものはありましたか?
世界には日本では考えられないイベントがたくさんありますね。海外旅行に行く時にイベントに合わせると、よりその国を楽しめます。ご紹介したイベントを参考にして、あなたも世界のイベントをエンジョイしてみては?