初めてでも安心! パスポートの申請手続き

パスポート

初めての海外旅行、ドキドキしますが楽しみですよね。
国内旅行とは違って、海外に行くにはパスポートが必要です。パスポートとはそもそもなんでしょう? 申請はどこで? どんな書類が必要なの? 
今回はパスポートの申請から受領の方法についてまとめてみました。

パスポートってどんなもの?

ざっくりと説明すると、あなたが日本国民であることを証明してくれる身分証明書です。海外旅行には必ず必要で、まずこれがないと日本から出ることができません。また、渡航先の国でも基本的に携帯する必要があります。ただし、空港以外ではたいていコピーでも通用しますので、盗難や紛失防止のために、原本(オリジナル)は安全な場所に保管するかホテルのフロントに預けておき、コピーを持ち歩く方が安全かもしれません。

<パスポートが必要になるケース>

1 空港などでの出入国審査のとき
2 ビザ(査証)を申請するとき
3 国際線の飛行機や外国でホテルにチェックインするとき
4 トラベラーズ・チェックを使用するとき
5 外国で警察官などから身分証明書の呈示を求められたとき
                                        (外務省HPより引用)

①パスポートの種類と料金

パスポートには10年間有効なもの(16000円)と、5年間有効なもの(12歳以上:11000円/12歳未満:6000円)の2種類があります。申請する日に20歳未満の場合は5年間有効のパスポートしか取得できません。パスポートの手数料の支払いは申請時ではなく受領時に支払います。収入印紙と各都道府県証紙を購入して支払うため、クレジットカードで支払うことはできませんのでご注意ください。

②パスポートの申請窓口

原則として住民票のある都道府県になります。外務省のWEBサイトに各都道府県のパスポートの申請窓口のリンクページがありますので、詳細はそちらをご確認ください。ちなみに、単身赴任をされている社会人など、住民票とは異なる都道府県に住んでいる方もおられますよね。この場合は例外として、現在居住している都道府県でパスポートの申請ができます。ただし、申請時に必要な書類が通常とは異なる場合がありますので、事前にパスポートの申請窓口のWEBサイトなどを確認しましょう。

パスポートを申請するために必要なものとは?

初めてパスポートを申請する際には、下記の書類が必要です。

①一般旅券発給申請書1通

こちらはパスポートの申請窓口で入手できます。自治体によっては市町村役場にも置かれていることがあります。10年有効用のものと5年有効用のものの2種類に分かれていますので、記入前に間違いがないか確認するようにしましょう。

②戸籍謄本(または戸籍抄本)1通

 戸籍は、住民票に記載されている本籍地で管理されており、各市町村(自治体)の役場で取得できます。現住所と本籍地が異なり、本籍地が遠く離れている場合は郵送で請求することもできますので市区町村役場に聞いてみましょう。申請日前6か月以内に作成されたものが必要です。

③証明写真 1枚

6か月以内に撮影されたものが必要です。申請書には貼らず、裏面に申請者の氏名を記入した状態で持っていきます。申請書に記載されている規格に合ったものでないと受け取ってもらえませんので、注意しましょう。たいていのパスポートの申請窓口には写真撮影してくれる所が設置されているため、申請当日にそちらで撮影するのが間違いないでしょう。

④申請者本人であることが確認できる書類

 運転免許証、写真つき住基カードなどは、1点のみで確認書類として使用できます。平成27年10月5日以降に住民登録している市町村から送付された「通知カード」については、本人確認書類としては使用できません。ですが、平成28年1月以降に交付が開始される「個人番号カード(マイナンバーカード)」については、本人確認用書類として使用できるようになります。
 ちなみに、本人確認書類としてはほかに下記のものがあります。

A
健康保険証、国民健康保険証、共済組合員証、船員保険証、後期高齢者医療被保険者証、国民年金証書(手帳)、厚生年金証書、船員保険年金証書、恩給証書、共済年金証書、印鑑登録証明書(この場合は登録した印鑑も必要です)等

B
次の内写真が貼ってあるもの
学生証、会社の身分証明書、公の機関が発行した資格証明書等

(外務省HPより引用)
                                          

AとBの各1点、あるいはAから2点を提示する必要があります。また、いずれの場合もコピーは不可なので、必ず原本を用意しましょう。

⑤印鑑

必ず必要というわけではありませんが、申請書の訂正箇所に押印が必要な場合がありますので、念のため持っていくとよいでしょう。

受領までの期間はどのくらい? 本人以外でも受け取れる?

 申請から受領までは、約1週間程度(土日祝など休日を除く)かかります。パスポートの申請は代理人でも出来ますが、受け取りは本人以外できません。
 成り済ましによる不正受取り防止のため、必ず本人がパスポートの受取りに行き、本人認証が済んでから受領します。たとえば赤ちゃんや乳幼児など、小さなお子様のパスポートを保護者が代理で申請された場合についても、受領時に必ず本人を連れて行かないといけないので、注意しましょう。

さいごに

いかがでしたか? ゴールデンウィーク及び年末年始休業期間の前後、お盆期間中は、特にパスポートを申請される方が多く、窓口が混雑していることが多いようです。申請や受領の手続き自体にはそれほど時間はかかりませんが、必要な書類を揃える手間や受領までの期間があるので、慌てないように余裕をもって準備したいものですね。

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