~目次~
1.パスポート更新の期間
2.更新できる場所と必要なもの
3.パスポートの残り期限で入国拒否?
4.海外での更新
おまけ:知ってた?自動化ゲート
明日から待ちに待った海外旅行♪
貴重品、化粧道具、着替えも用意バッチリ!水着も新しくしたから思いっきり泳ぐんだ~♪
おみやげ買ってくるね♪
そう言っていた友人が空港で大泣きした話を筆者は知っています。
何故大泣きしたか?
【パスポートの期限が切れていて出国出来なかったからです】
そんなことってあるんだな…と思いました。
そろそろ更新しないと、と思ったまますっかり忘れていたそうです。あらまあ。
今回は、【パスポートの更新で知っておきたい4つのポイント】をお伝えします。
筆者の友人のように悲しい思いはしてほしくありません。みなさん、御一読ください。
1.パスポート更新の期間
パスポートっていつから更新できるんだっけ?
そんな疑問をお持ちのあなたに。
答えはずばり、【パスポートの有効期限の1年前】からです。覚えましたか?
パスポートが10年用でも5年用でも一緒です。残り1年を切ったら思い出したら早めに更新しておきましょう。また今度…だと忘れてしまうことが多いです。筆者の友人の二の舞になってしまわないよう気をつけましょう。
2.更新できる場所と必要なもの
パスポートは全国にあるパスポートセンターで更新することができます。(正確には切替発給というそうです)
詳しい場所は外務省のこちらのページ(パスポート申請先都道府県へのリンクページ http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/passport/pass_6.html )をご覧下さい。自分の家の近くのパスポートセンターが分かります。最近は市役所でも発給してもらえるところも増えています。一度チェックしてみましょう。
パスポートの更新に必要なものは3つ。
●一般旅券発給申請書
これはパスポートセンターの申請窓口に置いてあります。
●証明写真
45mm×35mmのもの。パスポートセンターにある証明写真の機械はたいてい割高です。忘れないように準備していきましょう。
●有効パスポート
今持っているパスポートです。パスポートの更新は新しいものと交換(もしくは古いパスポートに穴を開けて返却)なので必要です。意外と忘れる人が多いようなので気をつけましょう。
その他、住基ネットを見られたくない場合や住民登録してあるところと違う場所で申請する場合は【住民票】が、今持っているパスポートから戸籍上の変更がある場合は【戸籍抄本又は戸籍謄本】が必要です。
また、2015年10月からマイナンバー制度がスタートしましたが、パスポートの申請や更新に使えるようになるのは2019年以降になる予定です。顔写真つきのマイナンバーカードを持っていれば住民票がいらなくなる地域もすでにありますが、詳しくはお住まいの市町村に問い合わせるのが確実です。
3.パスポートの残り期限で入国拒否?
海外旅行に行く時に、パスポートを更新しておいた方が良い国があるのを知っていますか?
海外旅行で意外と知られていないのが、パスポートの残り期限(旅券残存期間)によっては入国を拒否する国があるということ。人気の国を例にあげると…
残存期間6ヶ月以上:中国、タイ、シンガポール、インドネシア、フィリピンなど東南アジアの国ほとんど
残存期間3ヶ月以上:台湾、韓国、フランス、ドイツなど
残存期間90日以上:ハワイ、イタリアなど
こんな制度があったんですね。これはますます、パスポートが更新できるようになったらすぐに更新しておきたいですね。
4.海外での更新
万が一海外旅行中にパスポートが切れてしまったら。
焦りますよね。このまま帰れなかったら…と不安になりますが、安心してください、帰れますよ。
まずは滞在中の国の日本大使館や総領事館を訪ねましょう。ここにさえ辿り着ければどうにかなります。
パスポートの更新(切替発給)のために必要書類を用意するよう言われます。書類は先ほどお伝えした更新書類と全く一緒です。(IC旅券作成機がない大使館だと一般旅券発給申請書と証明写真が2枚ずつ必要になります)
申請費用も日本と同等の値段です。
長期の海外旅行で何ヵ国も移動する場合、残存期間が気になってきます。そんな時も、大使館で更新が可能ですので、覚えておきましょう♪
おまけ:知ってた?自動化ゲート
2007年から出入国の際に審査の「自動化ゲート」なるものが導入されているのを知っていましたか?
大型連休など、旅行の混雑期には出入国審査に長蛇の列ができますよね。それを緩和するために機械が出入国審査をしてくれるのです。使用方法は非常に簡単で
①自動化ゲートのタッチパネルで『パスポート』か『利用者登録』を選択
②端末でパスポートを読み取る
③利用者登録時に提供した指の指紋照合を行う
これだけで手続きが完了し、ゲートが開きます。この間、わずか20~30秒!スムーズな出入国手続きが実現しているそうです。
自動化ゲートの利用者登録は、フライトの当日に空港で行うことができます。登録カウンターに備え付けてある申請書に必要事項を記入し、パスポートと一緒にスタッフに渡すだけ。登録手続きは申請から約5分程度で完了し、手数料などもかかりません。利用者登録を行った空港以外の空港の自動化ゲートも利用できるので、もはや登録しておかないと損しそうです。
日本では現在、成田空港、羽田空港、関西国際空港、中部国際空港に設置してあります。他に新千歳空港も民間団体が設置の要望を出しているので、近い将来に実現するかもしれません。
さいごに
パスポートの更新は【有効期限の1年前になったら早めに!】ですね。
マイナンバー制度が係わってくるまでまだしばらく更新方法は変わりません。
みなさん、パスポートの更新を忘れずに楽しく海外に飛び出しましょうね!