~目次~
1.海外旅行保険とは
2.こんなにあった、海外旅行保険の種類
3.海外旅行保険のメリット
4.海外旅行保険のデメリット
5.現地での保険の使用法
海外旅行はドキドキワクワクしますよね!
非日常を味わいに未知の国へ…とってもそそられます。
日本にはないものを、見て、食べて、体験して。充実した時間を過ごせるのが海外旅行の醍醐味でしょう。
そんな海外旅行を手配する時に必ず出てくるのが【海外旅行保険】の話題です。国内旅行にも保険はありますが、海外旅行の場合は旅行会社の方に強く勧められるこの海外旅行保険。
今回は、入るか入らないか悩んでしまう【海外旅行保険のメリットとデメリット】 をご紹介します。
1.海外旅行保険とは
【海外旅行保険】
海外旅行先での病気・けがや盗難などによる損害を填補する目的の保険。海外旅行損害保険。ー(※デジタル大辞泉より)
…なるほど、とにかく海外旅行でのトラブルのための保険かな?という印象が強い海外旅行保険。掛け捨てがほとんどで、縁のない人には一生関わりのない保険です。
この海外旅行保険は、大手の保険会社から海外旅行専門の保険会社までさまざま。インターネットで検索しても比較サイトが多数出てきます。旅行会社から海外旅行を予約する場合は自動的に提携の保険会社の保険に入ることになります。
個人で海外旅行に行く場合は、自分で保険会社と契約しておく必要があります。
最近はクレジットカードに海外旅行保険がついているものもありますが、補償の限度額が低かったりそもそも十分な補償でなかったりと落とし穴が報告されています。クレジットカードに海外旅行保険をつけている方も、今一度どのような補償か調べておきましょう。
2.こんなにあった、海外旅行保険の種類
海外旅行保険にはどんなものがあるのでしょうか?簡単にまとめてみました。旅行会社に勧められる海外旅行保険はパックになっているものが多いですが、保険は単品で買うこともできます。主な保険は…
「死亡/障害、疾病」
旅行中に起きたケガ、病気によって亡くなった場合に補償がされる。
「傷害後遺障害」
旅行中のケガで障害が残ってしまった場合に補償がされる。
「治療/傷害、疾病」
旅行中のケガ、病気の治療費用が支払われる(持病は含まれないことが多い)
「救援者費用」
旅行中のケガや、病気になって家族が駆けつけた場合にその費用が支払われる。
「賠償責任」
人や人の持ち物、公共の物などを壊してしまった場合に、その費用が保険金として支払われる(ただし、法的に損害賠償責任を負わなければならなくなった場合)
「携行品損害」
旅行に持っていった物が盗難などの被害にあい損害を受けた場合、保険金が支払われる。
「航空機寄託手荷物遅延」
航空機に預けた荷物の目的地への到着が遅れた場合に、身の回りの品などを必要に応じて購入した金額が保険金として支払われる。
「航空機遅延」
搭乗予定の航空機の到着が遅れた場合、搭乗していた航空機の目的地への到着が遅れた場合の宿泊費や食費などが保険金として支払われる。
この8種類です。なんとなく「保険入った方がいいかなあ…」と思わせるものばかりですね。旅行会社のパックになった保険にはほとんどこの8種類が入っていますが、中には肝心の死亡保険が抜けているプランも。しっかりチェックする必要があります。
3.海外旅行保険のメリット
実際に海外旅行保険に入るメリットはどこにあるのでしょうか?
⚫一番はもちろん、【もしもの時に補償金が支払われる】ところでしょう。
海外旅行保険は3000~10000円の掛け金が多いですが、その金額を払えば1億円近い賠償責任すら保険で賄われます。
(筆者はスペインで買いたてのスマホの盗難被害に遭ったことがあります。幸いパックの保険に入っていたので購入金額がほぼそのまま返ってきました)
⚫次にメリットだと考えられるのが【安心感】です。
保険に入っているというだけで気持ちが落ち着きます。
(上記の盗難被害に遭ったことから以降の海外旅行では必ず保険に入っています。安心感が半端ないです)
保険を使った身としては、心配性な方や自分の行動に自信がない方に海外旅行保険をオススメします。何かあったときの精神安定剤の役割をになってくれますよ。
4.海外旅行保険のデメリット
保険に入ると良いことづくしのような気がしてきましたが、やはりデメリットもあります。
⚫ひとつは【何もなければ無駄なお金がかかる】というところ。
「安全にお金は代えられない!」という精神なら潔く保険に入ってもらえばいいですが、海外旅行を少しでも安く済ませるなら悩みどころです。一種のギャンブルのようなものですね。
例えば、あなたはエジプトのピラミッドを見に来ています。突如猛烈な腹痛が!!救急車呼んで!!という場合。
高い保険を掛けていても、ピンチになった場所次第では思うような医療を受けられない場合もあります。せっかく高い保険だったのに病院に行けず…と嘆くことになるかもしれません。
不確実なものにお金はかけたくない!と思うなら保険に入らなくてもいいのかもしれません。ですが、旅行中にトラブルにならないようより注意を払って行動する必要がありますね。
5.海外旅行保険の請求方法
現地でトラブルに巻き込まれた!
という場合は、すみやかに現地の取扱代理店か日本の保険会社に連絡しましょう。どのような書類が必要なのか教えてくれます。
【病気、ケガの場合】
医師の診断書、治療費の明細、支払いの領収書など
【携行品の破損、盗難】
警察への盗難届出証明書、第三者の事故証明書など
が一般的です。
必要な書類を整えたら保険会社に発送→補償金受取、という流れになります。
現地でしか取得できない書類もあります。補償金を受け取れなかった、なんてことにならないようなるべく現地で行動するようにしましょう。
海外旅行保険、個人的にはオススメです。
とくに治安の良くない場所では精神安定剤になります。外国は日本と違って大通りから路地一本入るだけで治安が悪化します。よりディープな海外旅行をするなら不可欠ではないでしょうか。
とはいえ、海外旅行保険も一長一短。
お伝えした内容で、保険に入るか入らないか…考えてみてくださいね♪